戸籍謄本と戸籍抄本は、どちらも戸籍が書かれているだけに、どっちをとったら良いのか迷ってしまうことがありますよね。
読み方は、
- 戸籍謄本(こせきとうほん)
- 戸籍抄本(こせきしょうほん)
となります。
それぞれの使い方や違いについて見てみましょう。
戸籍謄本と戸籍抄本の違い
戸籍謄本・戸籍抄本は、どちらも戸籍簿の写しのことをいいます。
違いは、記載されている人が「全員」か「一部」かということです。
戸籍謄本 | 戸籍に記載されている「全員」の事項を写したもの |
戸籍抄本 | 戸籍に記載されているうちの「一部の人」の事項を写したもの 戸籍の記載の個人(戸籍に2人以上記載があるうちの1人分など)の写し |
戸籍謄本であればすべての事案に使用でき、戸籍抄本は記載された人についてのみの事案に使うことができます。
ちなみに、戸籍に記載されている人が1人だけの場合は、1人でも全部の写しとなるので謄本になりますよ。
また、謄本を全部事項証明、抄本を個人事項証明という名前で呼ぶ役所もあるようです。
戸籍謄本・戸籍抄本のどっちが必要?場合によって違う
戸籍謄本と戸籍抄本が必要になるのはどんな時か見てみましょう。
戸籍謄本 | 転籍届・パスポート申請(複数人)など |
戸籍抄本 | パスポート申請(1人分)・婚姻届けなど |
戸籍謄本または戸籍抄本を使う用途によって変わるので、提出する先に問い合わせてみるのが間違いがないですよ。
戸籍謄本・戸籍抄本はどこで取れる?注意点は?
市区町村役場で取得する場合
戸籍謄本・戸籍抄本は、市区町村役場の戸籍を扱う部署で取得できます。
料金は1通に着き300~450円など、行政によって異なるので、ご自身の市区町村にお問い合わせください。
コンビニで取得する場合
戸籍謄本・戸籍抄本のどちらも、全国にあるコンビニで取ることができます。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどに設置されているマルチコピー機から取得できるため、窓口に並ぶ必要がなくとても便利です。
ただし利用可能時間が、午前6時30分~午後11時00分、午前9時00分~午後5時15分など、市区町村によって異なっていたり、夜間や祝日、システムメンテナンス日など利用できないこともあるので、注意が必要です。
余裕をもって取得するようにしましょう。
戸籍謄本・戸籍抄本の違いまとめ
戸籍謄本と戸籍抄本の違いは、記載内容が全部か一部かということでした。
参考になさってくださいね!
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